力を持つ者

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-学校へ向かうバス- 「何ぼーっとしてんの?」 「いや…半年前の新歓の事とかをちょっとね。 お前が腰抜かし…」 バシッ!! 「うるさい!」 ノリコの相当痛い突っ込みがとんだ。 「私だってね… 初めて化け物見た時くらい驚くわよ。」 「ですよね。 …………?」 「しかも…囲まれるし。 メチャ怖かったんだから。」 「ちょい待ち! お前…黒い物体が見えたのか?」 「当たり前じゃない! あんな化け物… 誰だって見るでしょ。」 「まぁ~な。」 ヒトナリは心の中で考えていた。 …オレは右目だけ見ることができる。 しかし、 ノリコも見たと言っている。 あの黒い物体は一般の人間には見えないんだが… まぁ~良いか。
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