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そこにラギィが加勢し、俺とコリーは暴れる男達から武器を取り上げる。
あっという間に3人が気絶して倒れ、俺達は一息ついて男達を見下ろした。
ラギィが扉ごしに廊下を確認しながら言う。
「大丈夫、今のに反応したのはこいつらだけみたいだ。この3人が見張り役だったんだろう」
「作戦通り、だな!先ずは1つ目の課題クリアだ!」
俺が喜んでガッポーズをすると、呆れたようにアルヴァに頭を小突かれた。
「気を抜くな。これから先の方が大変なんだ」
「わかってるって!
そうそう、こいつらの銃、使えるんじゃないか?」
そう言ってさっき手に入れた三挺の銃を床に落とした。
カーライルが1つを拾ってまじまじと見る。
「安っぽい銃だな。まぁ、無いよりはましか」
そう言って引き金の部分を持ってくるくると回してから、壁に向かって撃つ真似をした。
「誰が持つ?」
残りの二挺を見てから、周りを見回す。
「私はいらない」
腕を組んで壁に寄りかかっていたラギィが真っ先にそう言った。
「いいのか?」
「ああ、私に銃は必要ない」
そういえば、列車で俺が疑われた時も彼女だけナイフだったよな・・・・
「じゃあ僕が持つよ!」
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