1人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうだ?コリー。
この提案、受け入れてくれるか?」
本人の承諾無しじゃ、この考えも意味ないからな。
皆の視線の先にいるコリーは、なんとも複雑な顔をして俺らを見上げた。
「受け入れるも何も、ありがたいくらいだよ!
・・・でも、二人に悪いよ、これ以上迷惑かけられないし」
あの施設の件、コリーのせいじゃないのに、まだ気にしてたのか・・・
もうちょっと、コリーには気を楽にして欲しいよな。
こいつはまだ、本来は無邪気に遊んでいられる筈の、子供なんだから。
「俺らに迷惑なんていつかけたんだよ?
子供の癖にあまり気ィ使うなよな」
「でも・・・」
「軽い気持ちで捉えろ。
そっちの方が私達もやりやすいだろ」
ラギィの押しもあって、ようやく素直にコリーが笑った。
「うん。わかった!
よろしくね二人とも!」
「まかせとけ!」
俺はビシッと親指を立ててみせた。それにつられてコリーも親指の腹をこっちに向ける。
「じゃあ俺も仲間に入れてくれや!俺もしばらく暇なんだ」
「カーライル!」
カーライルも後ろから親指を突き出してくる。
このおっさんも、多少抜けてるけどいてくれると頼もしいんだよな。
なんか、俄然やる気が出てきたぜ・・・!
最初のコメントを投稿しよう!