263人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
从 ゚∀从「あっ、私が連れてくよ! 絶対!」
響き渡るは、女子の快声。
なんという甲斐甲斐しさ。
初めて聞いた時ピキピキした。
こいつらは間違いなくカップル。
( ´∀`)「宜しくモナ。とか言ってる間に終わっちゃったモナー、皆休憩に入って良いモナ」
授業の終わりを示唆するかのように、一斉に席を立つ物音と気配がした。
僕も、そろそろ起きるとするか…。
あれ……全然寝た気がしない。
ベッドの上じゃないとグッスリできないものなんだろうか。
でも疲れはコレといって感じない、これは快眠の証……か?
まぁ元々疲れてはいなかったけれども。
( ^ω^)「んんーー……」
とにもかくにも席を立つ。
刹那、目が合った。
川 ゚ -゚)
クー……だ。
彼女は、窓際にいる僕の丁度対角上に佇んでいた。
滅多に表情を表さない彼女が、珍しく落胆気味なようすでこちらをみている。
( ^ω^)「当然仲間にくわえるおー」
と話かけに赴こうとした矢先、何かを吹っ切るかの様に彼女は顔を背け教室から退出していった。
最初のコメントを投稿しよう!