1話 不変の快晴

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  そうそう、昔から仲の良い友人に、この事を話したこともあった。 彼は、まるで僕を慰めるような清々しい笑顔で、こう言った。 「最終回だけってお前www どんだけ涙腺弱いんだよwww というかそれは冒涜の域だろwww」 なんて失礼極まり無いことを言われた。 感動してしまった物は仕方無いじゃないかと言いたい、訴えて勝訴したい。 ( ^ω^)「ドクオは昔っからマイマインドをサラッと爪楊枝でえぐってくるおね……」 そしてその後、塩水たっぷり塗ったくったマチ針で縫ってくれる。 沁みるんだけど、なんだかんだで治してくれてるから、嫌いにはなれない。 まぁ、それにしても、どんな夢を見たんだろう……? 夢に泣かされた時は、大概目覚める瞬間までなら内容を覚えている。 けれど完全に覚醒すると霧散してしまう。 またぞろどんな悲しみを鑑賞したものやら……。  
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