1話 不変の快晴

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  ( ^ω^)「……鑑賞?」 あれ、鑑賞、したんだっけ。 何か小さいものが引っ掛かる。 他人事の悲しみで僕は泣いていたのか? いや、まてまて。 そもそもどうして『悲しみ』と思ったのだろう。 人が涙する要素は、なにも悲しみだけとは限らないじゃないか。 ――ううん……。 僕は目を覚ました時、初めになにを思ったんだっけ……。 「えー! 毎度お馴染み! チリ紙交換でぇぇございまぁぁぁす!!」 (;^ω^)「お、ぉおっ!?」 これは驚いた。 いつのまにか制服を着て外に出ている。 考え事に没頭すると、いつも周りが見えず、こんな感じだとはいえ……。 登校支度の過程をさっぱり覚えていない。 ( ^ω^)「んん……習慣ってやつは怖いお……」  
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