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ま、分からないことは明日分かれば良いんだ。
それが僕こと、内藤ホライゾン。
平凡な高校一年生。
あだ名はブーン。
気分が高揚すると、ついついブーンっと走るところが由来だそうだ。
不本意だけど、百歩譲ってそんなに嫌いでもないあだ名だ。
( ^ω^)「――お? いつも通り欝気味に歩く、角度次第でジャニーズ所属なあん畜生は……」
('A`)「いってくるよ、母さん」
彼こそが人を冒涜者扱いし、神に仇なす怨敵狼藉者呼ばわりしてくれた無二の親友、ドクオだ。
( ^ω^)「ドクオー、おいすっすだおー」
('A`)「あぁぁ、お――」
「古新聞! 古雑誌! 古女房等はございませんかぁぁぁ!?」
見事に掻き消されるは、友の瀕死の蝉の声。
( ^ω^)「相変わらず怠そうで、声張れおー!?」
(;'A`)「朝っぱらから、うっせーなぁ。もう……」
( ^ω^)「すいまそーん!! おっおっお!」
ドクオと知り合ったのは、中学一年生の始め。
同じクラスで、同じ自己紹介で、同じヘアスタイルで。
たまたま暇潰しに持っていた、携帯型育成ゲーム機器の配色まで同じだった事から意気投合し、友人となった。
ドクオのゲームキャラクターはウンコを投げていた。
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