3人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
翌朝ﾏﾖｺはいつものようにﾋﾞﾆｰﾙﾌﾟｰﾙに浸かりながら外の世界を眺めていました
ﾏﾖｺ｢穏やかだなぁ｣
その瞬間ﾌﾞﾜｯと大きな風が吹き抜けました
ﾏﾖｺ｢ぬっ！？なんだっ？｣
見上げればそこにはﾆｶﾒの姿がありました
ﾆｶﾒ｢ｱﾝﾁｮﾋﾞを見なかった？｣
ﾊﾞｻﾊﾞｻと翼を上下に動かし浮遊しなが尋ねました
ﾏﾖｺ｢昨日別れてから会ってないよ｣
ﾆｶﾒ｢そっかぁ…ｵｲﾗんとこにも帰ってこないんだ…｣
心配そうにそう言うとﾊﾞｻﾊﾞｻと元来た空路に沿って飛び去っていきました
ﾏﾖｺ｢そう言えばﾃﾃも来てないなぁ…｣
ﾏﾖｺも段々心配になってきました
昨日はｱﾝﾁｮﾋﾞが海で溺れました
今日は一度も姿を見せていません
考えれば考える程嫌な想像しかできなくなっていました
ﾏﾖｺ｢探しに行ってみよう｣
ｻﾞﾊﾞｧっと勢いよくﾋﾞﾆｰﾙﾌﾟｰﾙを飛び出し水浸しのままﾃﾃのねぐらがあるﾌﾞﾛｯｺﾘｰの森まで走って行きました
最初のコメントを投稿しよう！