少年の夢

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私には、大のプロレス好きの祖母がいる。 女性には珍しいであろう、大のプロレス好きである。 小学校の事から、意味も分からず、祖母に手を引っ張られ、良くプロレスの興業を見に行っていた。意味も分からず・・・ 俺が小学校2年の夏、プロレスが来ると必ず一緒に見に行っていた・・・ その時に初めて見た・・・ 「タイガーマスク」 小さい自分ながら、衝撃を受けた! スピード!身軽さ!パワー! 「かっこいい」 それ依頼タイガーマスクになることが自分の夢になっていた。 タイガー・・・自分の夢。 いつの日か、日記にタイガーマスクの絵を書き散らし、筆箱、バックまでが、虎、虎、虎・・・ 中学に入ると親の勧めもあり、空手道場へと通った。 毎日辛く、きつい練習だった。泣きながら道場に行く日も・・・ それでも、俺はプロレスラーになりたかった。 タイガーに・・・ なりたかった・・・
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