17人が本棚に入れています
本棚に追加
/58ページ
「…………帰ろうか、なんか疲れたよ………俺」
ふぅ、とため息をつき俺は手を差し出した。
握り返してくれる彼女の手、もう絶対に離すものか……………。
何時までも、何時までも…………
一緒に居ような、桜花。
丘から見える月を背に、俺達は歩き出す。
運命に抗う荊の道を踏み越えて…………
未来の輝く道を二人で目指して……………。
最初のコメントを投稿しよう!