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Shutter Vibration
振り向いても思い出達笑えないエピソード
音も無く片隅に写しだす一言サヨナラです
夢の後に熟した果実色褪せて
空に咲いた花火のように落ちてゆく
一時の輝きに全て愛を捧げ
奪われてゆく心時の風に乗せて
泪に映された過去の恋人
映らないのは隣に私
冷たい手は温もりを求めて
過ぎてく季節にサヨナラ
真夏の恋の終わり
あの人に映る私sepia色に薄れてく
砂浜一人しゃがんであの人見つめながら
手を振る私はいつも濡れた笑顔です
答えのない疑問符一つ問い掛けて
2つ並ぶ扉の向こう雨模様
次の人に期待してサヨナラを告げた
繰り返すわがままに残された私
今日も雨の天神一人歩いて
人混みの中消えてしまえば
涙泪此処に沈むだけ
ラストシーン描く頃には
遠ざかる君を見て
慣れたはずの別れも黄昏た風の中へ
12色並ぶ箱の中染まらないあの色に
沈みゆく私を背に枯れた花一つ
振り向いても思い出達笑えないエピソード
音も無く片隅に写しだす一言サヨナラです
シャッター押す手震えてる
映らない君にバイバイ
空いた右側を埋める零れ落ちる泪嫌い
もう直ぐ秋が来るから
一夏の恋にバイバイ
手を降る私はいつも濡れた笑顔です
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