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「草木が少し揺れてるのと見間違えたんだよ。」
俺はホッとしながら皆川に言ったその時、レンズ先に人影を捉えた！
「あっ…あれは？」
俺の不思議そうな質問に、どうしたの？と言いたそうな二人が、俺に話を聞こうとしたその時…
【ｶﾞﾁｬ…ｷﾞ―】
「失礼します。今日の勉強は中止になります。皆さんは独自に予習復習をして下さい。」
そう言うと使用人はドアを閉めた。
「おっ…おい！陸斗！さっき何を言おうとしたんだ？」
俺の様子が気になった隼人は、さっきの事を聞いてきた。
「いや…何も…」
「んっ？あれは…？」
皆川の言葉に二人は外を見た。
森の前に３台の軍用車が止まった。
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