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上司のもとに着いた。
「あの…」
俺が用件を聞こうと話かけた時に、上司が質問をしてきた。
「二人は英語得意かな?」
何で英語?と思いながら「苦手ではないですけど…」と言うと隼人は「日常会話程度なら話せます。」と答えた。
それを聞き上司は話を続けた。
「これからは取引先が増える事になって、その多くはアメリカが中心になるんだよ。だから日常会話だけでなく、ビジネスの話が出来ないと厳しくてね…。そこで旅費は会社もちで海外研修に行ってもらいたいんだ。君達の他に去年入社の社員全員対象だ。行けるかな?」
「…」
少し考えたがここで断れば会社内で肩の狭い思いをするのが想像出来た事から俺と羽柴は了承した。
「研修はいつからですか?」
俺の質問に上司は「急なんだが来週には研修が始まるよ。」
…ホントに急だよ…
でも会社もちでアメリカ行けるなら嬉しいかも。
このところ仕事や小説に時間を取られ、休む時間がなかったので疲れていたがこの話を聞いたら気持ちが楽になった気がする。
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