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どれ位バスに揺られた事だろう。
辺りは薄暗くなり皆そろそろ飽き始めた頃、洋館をイメージした小綺麗なホテルの前にバスは止まった。
「長かったなぁ…。でも意外に綺麗だね~。」
永瀬が疲れながらも言った。
「それにしても…この辺り何か気味わりぃな。」
洋館の背景は山と森になっていて、月の光さえ遮っているので洋館の灯りがなければ何も見えないのがわかったのか、福永がポツリと言った。
「早く中に入ろうぜ!腹減ったよ…。」
確かに昼飯を食べてから時間が経っていたので、隼人の言葉に皆は頷きホテルの中に入って行った。
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