研修旅行…

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「ふゎ~…」 眠そうに欠伸をしてから、顔を洗い歯磨きを済ませ、食堂に向かう前に隼人の部屋に寄った。 隼人の部屋の前に着き、ノックしようと手を伸ばしたらいきなりドアが開き、眠そうな表情の隼人が出てきた。 「ちゃんと寝たのか?また飲んでて寝不足だとか言わないだろうな…。」 心配そうに聞く俺に隼人は 「昨日変な音…ていうか声みたいなの聞こえなかった?気になって寝れなかったんだよ…」 不機嫌そうに答えた。 「いや…特に…」 疲れのせいかすぐ寝てしまったので、気のせいでは?と思いながら俺は隼人と食堂へ向かった。 食堂に着くと、相沢と福永が隼人と同じ事を言っていた。 こんな寂しい所では、犬の遠吠えさえ恐怖に感じるので、気にしすぎだよ…と思いながら料理を堪能していた。
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