ブリーチ

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そこは、一面の氷原だった。至るところから突き出した刃のような氷注が、青空を映し、水色に輝いている。どこまでも広がる、白と青の世界。 そのただの中に、ぽつりと一人、銀髪の少年が立っていた。澄んだ翡翠色の瞳で、ただ、まっすぐに前を見つめている。 グォオオォォーーン!! 突然の咆哮。先ほどまでの青空がうそのように、 にび色の雲が広がって行く。
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