青空の向こうに

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それから少しの時間が経ち周りの皆も少し落ち着いてきた 少しずつ哀しみも和らぎ始めていた でも俺は相変わらずだった 見かねた友達が強引に俺を学校に連れて行った でもやっぱり学校に来たら寂しいだけだった 居ても仕方なく思って帰ろうとした時ふと机の落書きが目に入ってきた 「カズサンいつか一緒に雲に乗れらいいな」 彼女落書きだった 彼女はいつも 「いつか雲に乗れたらいいな」って言ってました 今頃彼女は雲の上から俺達を見てるのかな? だったらこんな恥ずかしい事していられない。 彼女の為にも精一杯生きて行かなきゃ そうしないと、彼女に合わせる顔が無くなる そう自分に言い聞かせふと空を見上げたら 抜ける様な青空に雲が一つだけ浮かんでいた、まるで俺を優しく見つめてる彼女の様に…
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