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「おい、大丈夫か?」
蜂島さんの声が聞こえる。
私はうっすらと目を開ける。体がひどくだるい。
「あ…私…?」
「戻ってきたら倒れていたんだ。具合でも悪かったのか?」
とても心配そうな顔をしている。
「いえ、特に…それより蜂島さん、私の周りで何か見ませんでしたか?」
「何かって?」
先ほどの出来事を説明しようとした時…
カツ… カツ…
足音が近づいてくる。蜂島さんも気付いたらしく2人はそちらを振り向く。
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