Spring Heroine

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13.星と月 退屈なコード進行 傀儡少年の末路 置き去りにされた紅い街 誰より必死で駆けた 信じたい約束 全て祭りの後でも 僕の嫌いな季節は過ぎて 思い出になる為に 一番得意なアルペジオで 夏の名曲を弾いてみる 海の匂いが混じった風に 心躍らせる17歳達 足がすくんで動けなくなる 危ない夢の途中で 1秒だけ見えた星と月 綺麗な物は汚したい 生温い水に溶けていく 合図は決めていない 生きてる理由なんて 追い求めても価値が無い 君の手を奪いに行く ほんの少しの勇気も無い 抱きしめられないまま 離ればなれになる 気持ち悪いぐらいに 上手に描いてしまってる 運命のカウント 最後の歌が始まる もう逃げも隠れもしない あの小説によく似た展開 息を潜めて待ち望んだ 薄っぺらなハート 締め付けたのは とびっきりの幻想
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