0人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
03.Good-bye Cherry
はじめての気持ちに
名前は付けられないまま
新しい花を持って
君は明日を迎えに行く
仕方なく飲み込んだ筋書き
手を振り別れを告げる
黒い髪なびかせ
制服のまま走り去って行く
４番目の月に思い馳せる
胸の膨らみの中に
思い出を残したくて唄う
春が始まる
優しい笑顔をばらまいて
何も無い日々を染めた
自分で自分が怖くなるほど
たった一人を描いた
君が居ない事を思うと
今すぐ壊れそうだけど
頼りない約束にしがみつく
この世界を踏み外しても
生きるのを辞めたくない
抱きしめたい衝動が
｢愛してる｣って事なら
会いに行きたいけど
桜が咲いたら
最後の夢としばしの別れ
こんなに誰かを想うのは
生まれて初めてだから
こんなに誰かを想うのは
もう一生無いと思うから
最初のコメントを投稿しよう！