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どうしようかな…
この子、濡れたままじゃ風邪引いちゃいそうだしなあ…
「うしッ!」
「Σ!?」
「服乾かしてあげるから、一旦うちおいで?」
「え…でも…」
「風邪引いちゃうよ?」
ほらっ、と言って少年の手を引き立たせる。
「うわっ」
「よし、行こ?」
「あ…うんっ!」
照れたように頬を染めて笑う少年。
Σかわゆす!!
…そんなこんなで、家に到着。
「どうぞ上がって~」
「お、お邪魔します…」
「汚くてごめんねえ」
謝罪をしながら、部屋の散らかっているところを片していく。
「あ、雨濡れたままだといけないから、お風呂どうぞ!」
「Σおふ」
「着替え用意しとく!」
「あ、」
「その間に服乾かしておくね!」
バタン
私はお風呂のドアを閉めた。
着替えは、光樹のでいいよね…
浴室から、シャワーの音が聞こえてくる。
きちんと入っているようだ。
大丈夫だよね…
そろそろと風呂場のドアを開け、着替えと少年が着ていた服を交換する。
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