出会い

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高そうな制服だなあ~ なんかどっかで見た事あるような気がするんだよな、 この制服… そんな事を思いながら、少年の制服を乾かしていく。 「(あ、そういえば名前きいてないや…)」 Σって、その前に自分も名乗ってないじゃん! ガチャ 「あの…」 少年がお風呂から出てようだ。 髪からポタポタと水を滴らせてトボトボと歩いてきた。 「ここ座って、」 「う、ん」 ちょこん、とソファーに座った少年の頭にタオルを被せて、拭いていく。 「ごめん、まだ名前言ってなかったよね。私は、藤山柚姫。あなたは?」 「僕、は小早川悠。」 「悠君か!」 小早川…どっかで聞いたことあるようなないような… 「…なんか、お姉ちゃんみたいだ」 「ん?私?」 「うん」 コクリ、と悠君が頷く。 「お姉ちゃん…そっかな?悠君、上いないの?」 「…いる、けど…」 悠君の表情が曇った。 あまり…仲良くないのかな…? 「仲良くない、から。だから、一緒に遊んでくれるお姉ちゃん、が欲しかったんだ」 「そっか…」 ドライヤーで、悠君の髪を乾かしていく。 とても綺麗なブロンドだ。 「でも、みんな僕のこと嫌、いだし…」 「…」 .
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