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「(うあ~眠いー…)」
それから一夜明け。
私は普通に学校に行き、授業を受けている。
この最後の授業が終わったら下校だ。
「(はー、あとちょっとで終わるー…)」
私の席は、見晴らしの良い窓側の席。
しかも学校の最上階なので、グランドなどがよく見える。
私は、暇になると窓から外の景色を見ていた。
「(わっ!)」
道路に、ものすごく高そうな車が走っている。
「(すごーいっ!リムジンかな、あれ。まあココも結構都会な方だからなー)」
その車を目で追っていると。
「(…あれ)」
学校の前で、止まった。
「(わー!!!誰のお迎えかな??)」
まじまじとその車を見ていると、運転席から人が出てきて後部座席のドアを開けた。
すると、中から男の子が出てきた。
「(綺麗なブロンドー)」
…ん?
…ブロンド?
「!?」
あの高そうな制服、
あの綺麗なブロンド、
あの小柄な体型…
…悠君!?
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