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誰かさんは私を視界のどこかに見つけると、こちらの方へ歩いてきた。
どんどん近づいてくる。
それは恐怖にも似たちょっと違う、
輪ゴムのピストルでまぶたを狙われているような、そんな居ても立ってもいられない感じだ。
私はうつむいてギュッと目をつむる。
「… 」
しばらく時間が空いたので私は怖々目を開けた。
私の足の少し先に誰かさんの足が立っていた。
あでぃだすのスニーカー。
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