☆恋散る☆

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「ねぇ私さ、ストパーあてようかと思ってるんだけど……どうかな?」 学校のグラウンドを三人で歩いていると、海美ちゃんが話を切りだした。 「今でも十分ストレートじゃーん」 三咲が笑いながらそう言う。 「あたし、海美ちゃんってストパー当ててると思ってた」 あたしも笑いを交じえてそう言った。 「あ、私、実は癖毛なんだ! 小学校のときなんかクリクリやったでッ 七乃なら知ってるよ。 中学入って、初ストパー当てたからさ。 でもさ中三のときストパー当てたきりで、とれてきてる気がして」 もうすぐ駅に着く。 話しながら歩いていると、あっと言う間だ。 「え? クリクリだったの!? 見てみたーい! 今度、写真持って来てよッ ってか十分とれてないよ」 あたしは電車通学のため、毎日その駅を使う。 あたしたちが向かっているのは、その駅の横のオシャレな商店街。 「あたしも見てみたーい!」 ついに商店街にたどり着いた。
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