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「……龍太と…別れ…たい」
七乃が途切れ途切れにそう言った。
"龍太"と言うのは七乃の彼氏。
あたしと同じバスケ部である。
「え?どうして?
……喧嘩したの?」
こんな時に限って、落ち着いていられないダメなあたし。
七乃はいつも落ち着いてあたしの話を聞いてくれたのに……
あたしは焦りまくりだ。
……落ち着け、あたし!
「七乃、あたしの家おいで?」
そう言って七乃の手を引いた。
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