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「わ、わかんない。
今日は逢ってないから……」
「それなら電話番号教えて?伊崎の」
もうなんだか、いてもたってもいられないあたし……
今は腹が立って仕方がない。
「え!?
何で?何するの?」
「本心聞く」
あたしは七乃の瞳に訴える。
「お願い、教えて」
すると七乃は黙り込んでしまった。
「……お願い」
とあたしがもう一度お願いすると、七乃は、「わかった」と言って了承してくれた。
だが七乃はまだ、納得のいかない様子だった。
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