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「……あたしね、落ち込んでないから!
大丈夫だから気にしないでね!」
─七乃……
強くなったね。
今まではあたしに泣きついて来てたのに……
我が子の巣立ちを嬉しい反面、寂しい気持ちを抱く母親の想いが今ならわかる気がした。
「そっか!」
笑顔で頷くと、七乃も安心した表情を見せた。
「今日、家おいでよ」
「やったぁ、行きたーい」
そしてあたしたちは、それぞれの席に着いた。
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