第 1 章

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      2人で黙っていると、後部座席のドアが開いた。       「おい、成沢!てめ、何してんだよ」       かなり機嫌の悪そうな声が聞こえた。       イケメンより背は少し低くて、黒髪でスーツを着ていた。       なぜか顔が真っ赤。       「那智様!申し訳ございません!酔いはさめましたか…?」       酔いって…酔ってるの!?       見たところ、まだ学生っぽいけど…よく見たらこの人もイケメン。     .
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