初キャンペーン

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「いやぁ…アチィ」 顔を汗だくにして尚輝が入って来た。 続いてハンカチで汗を拭きながら栗原が入って来た。 尚輝は扇風機の前にどかっと座り込み、用意されていた飲み物に手をつける。 「ぷふぁあ…生き返る」 「相原君!シナリオは出来たのかい?」 「あぁ」 栗原の問いにそう答えた武瑠は机の上から、レポート用紙を取り出した。 「はい、これ」 二人にゲーム用のキャラクターシートを渡す。 「なんだよ~もう職業は決まってるのかぁ?」 文句を言ったのは尚輝だった。 「えっとぉ…僧侶と魔術師ね!」 「初めての冒険だから、こんなもんかな?と思って」 「さて始めるか」 ガラガラガラ急に窓が開き、武瑠と同世代の女の子が部屋の中に入って来た。 「健康な男子が閉め切って何してるの?」 入って来たのは幼なじみの明美だった。 「何って?」 「あっ解った…エッチなビデオを見るんでしょ?」 「違うよ」
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