序章
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「まさか?これですごろくでもやる気か?」 武瑠は首を横に振った。 埃に汚れた一冊の本を取り出す。 「どうやらこれに書かれているゲームに使うみたいなんだけど」 「ふ~ん」 尚輝はルールブックを手に取ると、パラパラと目を通す。 「面白そうぢゃん」 「だろ?」 「でも二人じゃあ出来ないね」 「そこで尚輝に頼みが有るんだ…」 日が暮れはじめ、武瑠の部屋は夕日に包まれた。
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