2-友達-

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ホームルームが終わり、ミミ先生はカケルにアキラを学校案内に連れていくように言った。 ミミ「よろしくね。カケル君。」 カケル「何で僕?」 ミミ「もう仲良さそうだしね。」 そう言い残し、ミミ先生は職員室に帰って行った。 カケル「あ、ちょっと…行っちゃった。…まあいっか。じゃ、早速いこっか。まずどこ行こうかな?」 切り替えの早いカケルに感心しながら、アキラ達はゆっくりと歩きだした。 アキラ「お任せします。」 カケル「じゃ、とりあえず学校をグルットしときましょう。」 アキラ「そうしましょう。」 変な言い回しに二人は笑った。 ミミ先生の言った通り、二人は会って間もないのに仲良くなっていた。 二人はグラウンド、食堂、談話室、図書室を回り、さらに理科室、木工室、職員室、そしてトイレの位置などを確認して、教室に戻ろうとしていた。 カケル「だいたいこんな感じかな。まあまあ広いでしょ?」 少し得意げに言うカケル。 アキラ「そうだね。全部覚えられたかわかんないよ。これで全部?」 カケル「えーと、あと行ってないところは…ああ、別館があるね。」 アキラ「別館?」
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