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お互いの自己紹介が終わり、少しの沈黙の後、カレンが言った。
カレン「そろそろ教室戻ろらない?授業はじまっちゃうわよ。」
壁に掛っている時計を見ると、授業開始まで五分を切っていた。
カケル「そうだね。もどろっか?アキラ。」
アキラ「うん。」
四人は教室へと急いだ。
キーンコーン、カーンコーン…
授業開始のチャイムが鳴り、程なくミミ先生がやって来た。
ミミ「はーい、静かに!」
その一言で、クラスに静けさが生まれる。
ミミ「今日は、三週間後に出発を控えた宿泊研修の組分けをします。」
クラス一同「おー!!」
待ってましたとクラスのみんなが騒ぐ。
ミミ「はーい、静かに!じゃあ、発表します。第一班はミキさん、カイ君…」
淡々と班員が発表されてゆく。
ミミ「第六班は、アキラ君、カケル君、カレンさん、サクラさんです。」
一同「!?」
四人は同時に顔を見回した。
カレンとカケルは同時にあいつと一緒かとため息をつく。
アキラは、カケルと一緒だということにとても安心した。
サクラもアキラと同じように、カレンと一緒の班ということに安心した。
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