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アキラ「ハァ…ハァ…」
アキラは初めて入る森を、必死に走った。
何故走っているのかわからないまま。
?《タスケテ…タス…テ…》
だんだんと声が大きくなる。
カケル「おい!ハァ、ハァ…待てよ!」
追いかけるカケル達。
アキラが走り始めて十分。
本気で走っているので、かなり体力の消耗が激しい。
カレン「ちょと、ハァハァ、待ちなさいよ!!」
カケルのすぐ後ろをカレンとサクラが走っている。
サクラ「ハァハァ…ン…ハァハァ」
サクラはすでに話す元気もない。
アキラには、カケル達の声が届いていないようだ。
?《タスケテ!!!!!!》
アキラの頭の中で、謎の声が弾けた。
アキラ「うっ…」
と、同時に、アキラの足が止まり、その場にうずくまる。
その時、後ろからカケルとカレンが来た。
二人とも口を開き、目を見開く。
サクラ「ハァ、ハァ…みんな待ってって言ったの……」
サクラも同じ状態になる。
そして、震える声で言った。
サクラ「何…あれ?」
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