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教卓の前に立ち、周りを眺める。
この行動も、もう三回目である。
ミミ「アキラくん、自己紹介してくれる?」
アキラ「はい。」
アキラは少しおいて、話し始めた。
アキラ「えー、みなさんこんにちは。アキラと言います。転校するのは三回目になります。転校の理由は親の仕事関係です。残り少ない学校生活ですが、みんな、仲良くしてください。どうぞ、よろしくお願いします。」
…チ、パチ、パチパチパチパチパチ!!
どこからか拍手が起こり、大きな拍手になった。
ミミ「ありがとう。じゃあ、席に座ってくれるかな?アキラ君の席は、カケル君の隣ね。」
アキラ「はい。」
アキラは言われた席のほうへ歩いた。
?「こっちこっち!」
アキラの席の方からこちらに向かって手招きしている。
アキラは手招きのほうへ向かい、席に座った。
カケル「僕、カケル。よろしくね!」
カケルはにっこりと笑い、言った。
アキラ「うん。よろしく!」
とにもかくにも、こうして、カケルの転校初日は始まった。
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