西園美魚の手記Ⅰ

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11月1日  曇り後晴  本日、野球の練習後に、正式にリトルバスターズの皆さんで古河パンのお手伝いをすることが決定しました。  恭介さんと来ヶ谷さんから御相談を受けた時には驚きましたが、プロデュースしてみると意外にスンナリと企画できてしまって、不思議なものだとつくづく感じました。  ただ、企画が企画だけに他の皆さんはともかく直江さんが一番の強敵でした。  そこは流石と言うべきですね。恭介さんが上手く言いくるめてくださいました。  それにしても、見つめあう直江さんと恭介さんに、イケナイ興奮を覚えてしまいました。  恭介さんが直江さんの肩に手を置いた辺りからは、自分が夢の中にいるのではないかと思う程でした。しかも直江さんも満更でもないようで、恥ずかしげに目をそらしたり…。  あぁ、できることならあのシーンをカメラに収めたかったものです。
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