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「まぁ……そんなもんかな」
「えぇ?!ホントに?」
ゲラゲラと笑いながらアイバーはシャツの第一ボタンを開ける。
そしてソファーの上にドカリと座る。
「良いよ
俺に買える物だったら何でも買ってあげるよ?」
台所から妻がコーヒーの入ったマグカップを2つ持ってきた。
ソファーの前のテーブルに片一方のマグカップをゆっくり置き、もう一方は持ったままアイバーの隣に座るデビル。
隣でゆっくりとコーヒーを飲むデビルの横顔を見て、アイバーも手にマグカップをとった。
入れ立ての温かいコーヒーが白い湯気をホンワリと出しアイバーの食欲を誘っている
迷わずにアイバーは口の中にコーヒーを流しこむ。
甘い味が口の中で広がる。
しかしその甘い味の中を舌を這わしてみると苦い味が少しだけ伝わってくる。
甘党の彼にとってデビルの入れてくれるコーヒーは格別に美味かった。
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