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「え!?本当ですか!?」
かん高い声が室内に響き渡る。
『えぇ…
もぅ古くなってしまって…
それに近々、母国へ帰らなくてはいけないんです』
少し笑いながら聞こえる声は電話から聞こえる声だ。
興奮している俺は少し深呼吸して平常心をよそおった。
「では、日曜日にお伺いという事でよろしいですね?」
……ダメだ声がかん高い…。
声の主はクスクスと電話の向こうで笑い、はいと答えた。
「では、10時にお伺いしますね!
日曜の朝の方の10時です!」
後半の方は分かっていると思うのだが何故か付け足してしまっている。
『はい。それじゃあお待ちしてますね』
電話は向こうから切られた。
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