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「……やったッ!」
目許がゆるみ、にやけてしまう。
彼の名前はアイバー。
小さな不動産屋を営んでいる。
最初の方は全くと言って良い程、企業にのっていなかったがこの頃やっと企業にのってきた所だ。
今回の仕事、今回の仕事さえ上手くいけば…。
「やったぞ……やった…」
アイバーはイスに座り向かい合わせの机の上に両足をのせた。
足をクロスさせてイスに体をあずける。
イスからギギギという鈍い音がしたが彼は気にしなかった。
「フフフフ…
やった……やったッ!」
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