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それは遠い昔のぼんやりとした記憶
かくれんぼで見つからないために柵の中にある木陰に隠れた
ばれないかな、いつ見つかるかな
そんなことを思いながらドキドキしながら待っていた小さな自分
いつもすぐには見つからないけど、待ってるときっと見つけにきた
待ってれば見つけにくる
そう思えていたのはいつまでだろう
待っているだけではきてくれない
もう自分で見つけにいかなきゃ
そう考えることが出来るようになったのはいつからだろう
いつかはぼんやりとしてしまう記憶
今だけははっきりしている記憶
つくられた記憶
どんな記憶でも自分しかわからない
自分しか分かってあげられない
どんな記憶でも自分の胸に抱えて前に進むしかない
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