黒の大剣

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「……お前、道案内の」 レクサスは目の前にいる男を睨む。 「ハックだ、覚えろ。アレックス様の側近のだ。つまりはこの国でもトップの実力ってこと。スゲーだろ?」 「……そうかい」 レクサスは間合いを詰め、斬りかかったが、スキンヘッドが使った斧より一回り巨大な斧に阻まれた。 「さっきお前が分身した技…、あれは何だ?」 「………黙れ」 レクサスは連続で斬りかかる。 しかし、ハックはそれを器用にすべて防いだ。 「答えろ…よ!!」 斧によるすくい上げの攻撃。 マイティアでの攻撃は力負けをしてしまい、体ごと吹き飛ばされた。 「ぐぁ!!」 壁に激突し、息が詰まる。 「そんな細身の剣じゃあ、オレの斧は防げないよ?」 ハックは一気にレクサスのところに移動し、斧を横に振った。 「ぐっ…!!」 レクサスはマイティアで防ぐが、先程のダメージもあり軽々と吹き飛ばされてしまう。
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