逆襲の炎

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レクサスは大盛況が響くなか、円形のフィールドの真ん中に立っていた。 大盛況の理由。それは目の前にいる男にあった。 三期生レオ=ドルナ 去年ベスト4に残ったこの学院トップクラスの実力を持つ男だ。 「レクサス……、と言ったか?お前の快進撃もここまでだ」 「違いますよ。アナタを倒して初めてオレの快進撃がはじまるんです」 レクサスは形だけ笑ってレオと握手をかわした。 レオはそのレクサスの態度にむしろ喜びを覚えた。 「いいぞ……、お前のその自信を打ち砕くのが楽しみだ。それでは、いくぞ!!」 『え!?あ、はじめ!!』 レオは既に背中に担いでいた重火器の銃口をレクサスに向けていた。 その黒い塊はまるでバズーカのようだ。 「ゆけ……」 激しい爆発音と共にサラのソーラーガンとは比較にならない程のレーザーが放たれた。 「おいおい、勘弁してくれよ……」 レクサスは素早く横に飛び、直撃を避けた。 レーザーはそのまま壁に当たり、ドラム缶程の穴をあけた。
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