12917人が本棚に入れています
本棚に追加
「死ねぇぇぇぇえ!!」
ジェイの胸部から超特大の光線が放たれる。
その大きさは異常で、家一軒位ならかるく消し飛ばせるほど。それは直線上にあるものを容赦かく破壊する。
「なんだ……!この強烈な光は!」
「……レクぅ!……」
フィアリアとサテラは目を腕で隠し、レクサスの安否を確かめようとするが、あまりの眩しさにわからない。
「ハァーハッハッハッ!!
これで……!
これでクーリッジといえどおしまいだ!!
ハァーハッハッ!!」
ジェイの高笑いが耳にへばりつき、この日何度目かの絶望を覚える。
二人は危険承知で駆け出そうとした。
「ガァァァァア!!」
「……!!」
恐ろしい叫び声が聞こえた瞬間、辺りを包んでいた白い世界は斬り裂かれた。
横一閃にもとの赤く夕日に染まった世界が見える。
「馬鹿な……馬鹿なぁぁぁぁあ!!」
そう、ジェイの光線が斬り裂かれたのだ。
それをやってのけた少年は、黒い悪魔に向かい突進していく。
そして……、その剣を振った。
最初のコメントを投稿しよう!