交差する最狂と最強

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「死ねぇぇぇぇえ!!」 ジェイの胸部から超特大の光線が放たれる。 その大きさは異常で、家一軒位ならかるく消し飛ばせるほど。それは直線上にあるものを容赦かく破壊する。 「なんだ……!この強烈な光は!」 「……レクぅ!……」 フィアリアとサテラは目を腕で隠し、レクサスの安否を確かめようとするが、あまりの眩しさにわからない。 「ハァーハッハッハッ!! これで……! これでクーリッジといえどおしまいだ!! ハァーハッハッ!!」 ジェイの高笑いが耳にへばりつき、この日何度目かの絶望を覚える。 二人は危険承知で駆け出そうとした。 「ガァァァァア!!」 「……!!」 恐ろしい叫び声が聞こえた瞬間、辺りを包んでいた白い世界は斬り裂かれた。 横一閃にもとの赤く夕日に染まった世界が見える。 「馬鹿な……馬鹿なぁぁぁぁあ!!」 そう、ジェイの光線が斬り裂かれたのだ。 それをやってのけた少年は、黒い悪魔に向かい突進していく。 そして……、その剣を振った。
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