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「ソイツはどうだ?学校ではちゃんとやってるか?」
アルガロスは唐突な質問を二人にする。
フィアリアとサテラも、なぜいきなり?っと頭にハテナを浮かべながらも、質問に答えた。
「まったくダメですね。授業は真面目に聞かないし、一人じゃ起きれないし、それについこの間まで実力隠して落ちこぼれだったんですから!」
思い出したら腹が立ってきたらしく、語尾がどんどん強くなっていく。
そんなフィアリアを、精一杯背伸びをしながらフィアリアの頭を撫でてあげながらサテラは言う。
「でも…、レクは優しいよ…?」
「ん?
……まぁ、それは否定できないな」
アルガロスはそんな二人の様子に苦笑する。
「そうか、では元気で楽しくやってるんだな」
「「はい」」
二人の同時の返事に苦笑ではなく、今度は嬉しそうなアルガロスの笑顔が、すっかり暗くなってしまったところに、うっすらと見える。
「ありがとう」
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