245人が本棚に入れています
本棚に追加
/611ページ
『…み…大丈…い…?……ちょ……死んで…?』
なんか、ぼんやり人の声が聞こえるんだけど…誰の声だ?
『君!大丈夫かい!!』
俺「うぅ…だ、大丈夫です。」
うっすら瞼を開けてみたりすると…目の前にはテレビカメラとポラロイドカメラ…そしてちょっと前にテレビで見たことの有る人達が…
{間違いありません、霊の仕業です。}
テレビカメラを向けてたり、音声さんが一生懸命巨大なネコジャラシみたいなマイクを持ってたりその他スタッフさんが居るところから察するに…俺、全国のお茶の間に曝しもんですかい?
『大変です。なんと病院内に少年が倒れていました。いったんスタジオに返します。』
俺「あれ?他の奴らは?だれか他にいませんでしたか?」
{いいえ、他には誰もいませんでした。貴方は多分そういう霊に取り付かれてたんです。}
俺のカンが正しければ、多分…鈴の仕業なんだろうけどなぁ。
俺「と…兎に角俺は帰ります!!」
『ち…ちょっと君!待ちなさい!!』
全力で走る俺に、カメラマンとかが追い付ける筈もなく、まぁ一応俺は高校球児ですから。
………………、
そんなこんなで、やっと家まで帰って来ましたんですがぁ。
朱音「あ、お帰り!」
明「お、無事だったか。」
俺「なんで…お前は此処に居るんだ?」
六条「だってぇ、面白そうだから。」
非常にダルいDEATH☆
最初のコメントを投稿しよう!