1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
「誰でもいい!速く主に報せろ!」
夜の城に1つの叫びが響いた。
あとに続くは、ガシャガシャと鉄と鉄がぶつかり走る音。
兵士がなにかと豪勢で頑丈そうな扉の前に来た。
「失礼します!」
兵士は勢いよく扉を叩いた。
すると扉は音も無くゆっくりと開いていく。
「主様!夜分遅くに失礼します!」
「よい、なにようだ。」
「封印の塔から魔術師が脱走いたしました!」
「っ!なんだと!?探せ!!我らの秘を知る者は消すのだ!」
「はっ!」
最初のコメントを投稿しよう!