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春風
放課後の教室…ァタシは1人窓のそとを眺めてた。
ガラッ!!!
教室のドアが開いて入ってきたのは、蓮だった。
「蓮ぢゃん!どしたの?」
「華待ってる」
「あぁ-そか」
ブォォォォ!!
教室の開いていた窓から勢いょく風が入って来る
「キャッ!!」
髪に葉がからまった。
「バカだな-ぉ前、ちょっと待ってろ、とってゃる」
「!?…ぉ前って、意外と髪茶色ぃのな、それに目の色も薄い」
「今ごろ気づいたの?遅!!」
ァタシゎ知ってる
声変わりして低くなった声
部活でゴツくなった手
絹のょぅなサラサラの黒髪
ずっと…ずっと見てきた
「なんか初めてぉ前の事ちゃんと見た気がする」
「ォレそろそろ時間だから行くわ」
そう言ってァタシから背向けて行ってしまおうとする
「ァタシ蓮の事が好き…ァタシには…幼なじみなんて割り切れなかった」
「…………ぁりがとぅ」
そぅ言って蓮はまた歩み始めた。
校庭を仲良く歩く2人
強い春風がふく
目にたまった涙で2人の姿が霞みがかってぃた…。
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