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「…………………………」
香奈枝さんは無言のままだ。
「ねえ守?それって軽いの?重いの?」
「0,0625キロ………分かりやすく例えるならポテトチップス一袋分程度さ。画ビョウの上にポテトチップスを置いたぐらいじゃ、袋は割れないだろ?」
僕は追い討ちをかける。
「想像するに、あなたは伊藤さん殺害後、死体を担ぎ彼のスリッパを履きあの部屋に運んだ。スリッパを履いたのは伊藤さんとあなたの体重を会わせると100キロを越え怪我をして証拠を残しかねないからです。その後死体にスリッパを履かせ、あなたはそっと裸足で部屋を出て悲鳴をあげた。違いますか?」
終わった!!…そう思った。しかし犯人は予想以上に手強かったのだった……。
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