第二話 ~制圧~

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ヒスイが後ろを振り返る時には、灼熱の炎がヒスイのまわりを囲んでいた。 「姫がこんなにも早く捕まるなんてな…」 「誰!?」 ヒスイは、風の精霊を元の場所に返し、青年に問う。だが、青年は、手を前に突き出し、答えた。 「申し遅れましたね。私は『ルダ・フゥール』と申します」 「ルダ! あなた一体何を考えてるの!?」 「答える必要なんて私にはありません。……そして」 ルダは不敵に笑い、指をならす。 「さようなら。ヒスイ姫」 「 !!!! 」
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