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両腕に鋭い爪、そいつは砂を切り裂き大地を揺るがす大蛇。
獲物を逃がすまいと、殺気を漂わせた…禍々しい鋼を見せつける大蛇…
「はっ…凄い殺気だね…」
余裕を見せようとするが、手が震える…
まず仕掛けないと相手が先に仕掛けられたら、こちらが不利になる。
よし…行ける
《千景頑張れ…千景なら何でも出来る…》
母さん私、殺るよだから…
力一杯 "生きる"
「私達を守ってー‼」
紅蓮は勢いよく飛び出した。
まずは、その忌々しい爪から頂く‼
紅蓮は右手に鉄甲砲撃を構えた
右手に蒸気が漂う
直ぐ様、機体は四足の懐に飛び込んだ
喰らえ‼
ちぃ何て、運動性能
紅蓮が追い付かない
けど、この一撃はもらっていきな
千景は右手で奴の頭部を掴もうとするが…
「弾かれた‼嘘」
紅蓮は体勢を整える為にバックステップをした
「その間合いもらった!」
四足が怒声を唸らせ紅蓮に飛び込んだ。
その衝撃がパイロットに致命的ダメージを与える
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